■耳について
Q:耳が痛いのですが・・・
A:中耳炎、外耳炎、外傷などが考えられます。小児の場合、色のついた鼻水が何日も続くと中耳炎をおこしやすくなります。
夜間・休診日に耳が痛くなったときは、困ったときを参考に対処してください。
Q:きこえが悪いのですが・・・
A:難聴の原因は様々で耳垢や外耳炎、中耳炎などの聴こえの神経とは関係の無い難聴と、突発性難聴などの聴こえの神経に障害が出ている難聴に分けられます。原因によって治療が全く異なりますので、自己判断をせず直ぐに受診してください。突発性難聴は早期治療で治癒率が大きくかわります。
Q:耳鳴りがします
A:耳鳴りは診断・治療が難しい病気です。一時的なもの、加齢や中耳炎等の後遺症に由来する長期的なもの。程度の軽いもの、耳鳴りが強く睡眠障害がでるような程度の酷いものまで多岐にわたります。治療に時間がかかることもありますが、少しでも楽になるように治療していきましょう。
Q:耳がつまります
A:耳がつまる感じは、耳垢や外耳道炎、細菌やカビの感染による外耳道のトラブルや、滲出性中耳炎などの中耳のトラブル、聴力の一部が障害され難聴という自覚があまり無い内耳のトラブルなどの原因が考えられます。言い換えれば、外耳、中耳、内耳、耳管のどの部位が障害されても耳の詰まり感として発症することがあります。まずは、原因を診断し治療を早期に始めましょう。
Q:耳あかをとって欲しいのですが・・・
A:乳幼児の場合、外耳道は狭くお子さんが動くと危険です。また、耳垢を溜めておくと指でひっかくなどして傷をつけ、炎症を起こすこともあります。ご家庭で難しいようであれば、受診をお勧めします。
Q:急性中耳炎になったらお風呂やプールはどうしたらよいか?
A:炎症が酷くなることがあるので、お風呂やプールは止めてください。
■鼻について
Q:鼻血が出た場合の対処は・・・
A:困ったときを参考に対処してください。
Q:匂いが分からない
A:鼻炎や副鼻腔炎(蓄のう症)などの鼻疾患が考えられます。
多くの場合は鼻が詰まりますが、そうでない場合は嗅覚神経の異常も考えられます。
■のどについて
Q:喉が痛い
A: 殆どの場合、上気道感染症(いわゆる風邪)ですが喉頭蓋軟膏膜炎、扁桃周囲膿瘍、仮性クループなど生命の危険を伴う病気もあります。口の中を見ただけでは分からない病気もありますので耳鼻科専門医の受診をお勧めします。
Q:声がおかしい
A:声帯又は声帯の周囲に問題があると、発生に支障をきたします。かぜ、咳による急性の炎症では超音波ネブライザー等による治療をします。その他、声帯結節、ポリープ様声帯、喉頭がんなどの病気が考えられます。
Q:咳が止まらない
A:鼻が原因の場合と肺が原因の場合があります。鼻が原因の場合、副鼻腔炎による後鼻漏(鼻水が鼻の奥から喉に下がる事)による咳が考えられます。ファイバースコープで鼻の中、喉、気管支を観察することによって咳の原因を見分けることができます。